シャニマスのLP大成功++Lv5が出るまでにかかった周回数メモ

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんは遊んでいますか、アイドルマスターシャイニーカラーズ。私は毎日遊んでいます。

シャニマスを遊び始めた時はあまりグレフェスを意識せずコミュを楽しんでいましたが、やっぱり遊んでいると強いアイドルを育成したくなります。最近はVi放クラを組んでいて、グレ67往復が安定してきていますが、さらに上を目指してグレ7を維持を出来るようなアイドルを作っていきたいなと考えています。

 

先日パーフェクトリィのノウハウが登場し、それを組み込んだノウハウブックを作ろうと思いましたが、折角なのでLP大成功++Lv5も入れて育成したいなと思い、LP大成功++Lv5のノウハウ探しを始めました。

そして、無事LP大成功++Lv5を入手することが出来たので、どのくらい周回したのか、そのLP周回で集めた主要なノウハウの獲得数を共有しようと思います。

 

①周回数(オートプロデュース除く)

212周(全て3倍で実施したので、入手ノウハウブックは636個)

 

②入手した主要ノウハウブック

思い出+Lv5:3

思い出++Lv5:2

LP大成功Lv5:7

LP大成功+Lv5:2

LP大成功++Lv4:3

LP大成功++Lv5:1

 

 

以上です。一日5~10周を目安で回し約1ヵ月で出てくれましたが、3倍プロデュースが無いと3倍は掛かっていたと思うと、等倍の時代にLP大成功を掘っていたPは凄いなと改めて思いました。

『私を構成する42枚』を考えてみる

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんは音楽を聴いていますか。私は聴いています。

最近twitterで『#私を構成する42枚』というのがTL上で流れてきており、こういうのってみんな定期的にやりたくなるよね~と思いつつ、スルーしようかと考えていましたが、試しにやってみたら割とスッと決まったので折角だし感想を書いて行こうと思います。

 

ただ、42枚全部やると多くて面倒なので、上の10枚だけにしようかなと思います。

spotifyとか紹介できるリンクがあれば貼っておきますので、是非気になったらチェックしてみてください。

 

 

奥田民生 - 股旅

open.spotify.com

中学の時にCMでイージュライダーが流れてきて、初めて聴いたけどめちゃくちゃ好きだ!と思い瞬間的にアーティスト名だけ覚えて地元の中古CDショップに行って勘で買ったけど「アカン!多分この曲やけど何か変なアレンジのバージョンや!」ってなった思い出。

 

アルバムの時間が48分で、高校受験の時のテスト時間が確か1科目50分とかだったので、このアルバムを流して本番を想定した時間配分でテスト勉強をするのが日課だった。1日で4,5回聴くこともあったし多分通算300回以上は通しで聴いている気がする。純粋に好きだったからそれだけ聴けたんだろうなと今になって気が付く。好きな曲は1,4,5,8,10,11。

 

 

eastern youth - 感受性応答セヨ

open.spotify.com

中学でアジカンを知って、「このNGSって曲の意味ってなんや…」となってナンバーガールを知り、そこからナンバガのラストのライブアルバムで「eastern youthってなんや…」となって知ったバンド。めちゃくちゃカッコいいよね。

 

確かbounceにてエモというジャンルでeastern youthが纏められていた記憶があり、エモってこういうことなのか~という刷り込みが完了したので、10年代後半からのサブカルのエモ文化に対して未だに「これがエモい……?」と毎回一瞬だけなる。好きな曲は2,3,4,5,6,7,9。

 

 

OGRE YOU ASSHOLE - アルファベータvs.ラムダ

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大学1年の頃に時間つぶしでタワレコに行った時に、「アジカンの後藤氏推薦!」みたいなポップの紹介文を見て、eastern youthを知った大元がアジカンだった自分はゴッチに全信頼を置いていたので視聴もせず買い、家で聴いてめちゃくちゃハマり即OGREの出ているCD全部買った思い出。

 

ジャケの絵が音楽にマッチしているのも最高だし、ボーカルの浮遊感はありつつもガッと刺さる感じが丁度自分の好みにドンピシャでずっと好きなバンドです。好きな曲は1,3,4,5,7。

 

 

Cymbals - That's Entertainment

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大学の頃ニコニコでアイマスアレンジを聴くのが好きで、その中でもやよいちゃんのファンで氏の曲をよく聴いていた。そのやよいちゃんのアレンジの中にゲンキトリッパーのアレンジがあり、動画のコメントで「Cymbalsっぽい!」というコメントを見て「Cymbalsってなんや……」となって調べた結果、自分の人生で一番好きと自信を持って言えるくらいハマったバンド。調べてハマるパターンが多いなコイツ。

 

初めて聴いたのはベストアルバムだけど、多分アルバムとして通しで聴いた回数が多いのは1stだなぁと思う。曲単体で見ると2ndの方が好きではあるが、1stは1枚のアルバムの中でストーリーがしっかり見えてめちゃくちゃ好きなんですよね。アルバムの途中で語りみたいなパートがあるのが単純に好きなだけかもですが。好きな曲は…全部じゃダメですか?

www.nicovideo.jp

 

 

sasakure.UK - プロトタイプ ナナクジャク

www.nicovideo.jp

ニコニコに大ハマりしていた大学時代に一番聴いていたボカロP。もちろん今でも追っては曲を買っている。確か大学の後輩がこのアルバムを貸してくれて、めちゃくちゃ最高だったので後で自分でもしっかり買った。

 

sasakureさんは独特なピコピコ感、FXの入れ方が最高ですよね。自分のDTMでFXを多用するスタイルは間違いなくsasakureさんの影響。コード感も良いですけど、意外とベースの運び方が一番好きポイントかもしれない。プロトタイプ ナナクジャクはストーリーがしっかりあって聞き手のイメージがいくらでも膨らむところも良いですよね。縦読みの小ネタも最高。ロストエンファウンドのプロットの公開、我々はいつまでも待ち続けております。好きな曲は1,2,3,4,7,9,11。特に11。

 

 

⑥Various Artist - Wonder ToyBox vol.1

soundcloud.com

2017年1月1日にリリースされた匿名マッシュアップコンピ。インターネット系の音楽について全然何も知らなかったけどフォローしていた方がリリースのツイートをRTしたのを見て存在を知り、そこから興味を持ってsoundcloudマッシュアップを投稿することを開始。どのくらいインターネット系の音楽を知らなかったかと言うと、このアルバムを聴くまでpart2を知らなかったくらい。

 

匿名コンピというジャンルを知ったのがワントイからだったのでこれが一般的なのかなと当時は思ったけど、2023年時点でもこのコンピが異質だったのか、自分の企画含めて3つしかまだ見たことない。改めて凄い企画だったと思う。

みんな音楽を作れるようになっているからか当時と比べてマッシュアップを作って盛り上げていく空気感は薄まってきているような気がするが、それでも自分が最近作ったネタでもlike数がちゃんと伸びたりしているのを見ると、ちょっとでも何かやっていかないとなぁとなるし、nanasiさんが戻ってきた時にまた何かに誘ってもらえるように頑張らないとなぁともなる。その時はカレーメシさんも復帰して欲しいなぁと勝手に思っている。好きな曲は1,2,6,8,9,14,15。

 

 

aiko - 時のシルエット

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aikoとの初めての出会いは全く思い出せない。多分小学校の時に花火かカブトムシをテレビで聴いた時かもしれない。先日netflix池袋ウエストゲートパークを見て「このドラマって2000年に放送されたのか~古い感じあるし当時の空気感コワ~」と思ったけど、そのドラマよりも前にカブトムシがリリースされている事実、改めて凄すぎる。何で今でも通用するラブソングを20年以上前に作れてるんや……

 

確か関ジャムでいしわたり淳治西野カナのことを常に明るく良いクオリティの曲をリリースすることから「キャッチーの金太郎飴」と評していたが、個人的にはaikoこそキャッチーの金太郎飴だよなと思う。どこを切り取ってもaikoっぽい曲だし、自分はファンだからもうどれ聴いても最高になる。たまらん。42枚選出するにあたりアーティスト被りはないようにしようとしたけど、それが無ければ5枚くらい入れていた。中でも時のシルエットは一番刺さったアルバムだなと思うし、今でも定期的に聴きたくなる。好きな曲は1,2,5,6,10,12,13。

 

 

⑧ピーナッツくん - False Memory Syndrome

open.spotify.com

Vtuberとして活躍しているピーナッツくんの1stアルバム。2017年からVtuberを追っていて、もちろんぽこピーも初期からチェックしていた。そんなピーナッツくんがアルバムをリリースするということで、どんな感じの曲を出すかな~と思っていたら一発目にMVとして公開されたのが『グミ超うめぇ』で、こんなに最高な曲を出して大丈夫…?と本当にビックリした。

 

アルバム全体にピーナッツくんのオリジナルアニメに登場するキャラクターが出演しており、それがアルバムの良さを何倍にも引き上げているように感じる。2nd,3rdも良いっちゃ良いんだけど、1stの自分の中の築いてきた物語をまとめるような感じは別格。やっぱりアルバム特有の、複数曲がまとまることで1枚の大きな物語になるという印象が強いほど自分は好きなのかなと思う。好きな曲は1,2,3,4,8,10,11。

 

 

⑨わか, ふうり, すなお - Second Show!

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アイカツの2枚目のシングル。たまたま卒論を書いている時に暇つぶしにテレビを付けたらBSで再放送をやっていて「このアニメ、面白……」ってなった結果ずっと好きな作品。特に霧矢あおいが好き。理由は以下の通り。

 


⑩放課後クライマックスガールズ - BRILLI@NT WING 04

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アイドルマスターシャイニーカラーズの中に登場する放課後クライマックスガールズの1枚目のCD。自分でも予想外だったのは、ここまでシャニマスにハマるのかという点。月2万くらいはシャニマスに課金して毎日育成やら何やらしている。今までソシャゲ系に課金自体したことが無かったので一気に反動が来た感じはある。

 

アイドルマスターシャイニーカラーズ、本当に良いコンテンツなんすよ。一人ひとりが人生を歩んでいて、その姿が眩しいんすよ。そんな好き好きコンテンツの一番推しているユニットがこの前のアイマス合同ブランドで1日目トップで出て歌ったんすよ。そらもうボロボロよ。今度このコンテンツの音ゲーが出るらしいっすよ?本当に今が始め時です。

ちなみに5thで明らかになったことですが、このCDのA面曲である夢咲きAfter schoolは放クラのラストライブで最後に歌う曲です。そう思って聴くとあんなに元気で楽しい曲が一気に泣き曲になりますね。曲が変わったんじゃなく、変わったのは私の脳みそ…。

 

 

以上が、私を構成する42枚に選出した10枚の詳しい紹介です。

その他にも自分が一番soundcloudで一番好きなfusq、マッシュアップの新しい可能性を見せてくれたshawn wasabi、自分が一番好きなVtuberの天開司、めちゃくちゃハマった結果初めてBDを買ったアニメのゆゆ式、大人になってから勉強する時に無限に聴いていたfactory floorなど語りたいことはたくさんありますが、今回はここまでにしようと思います。是非皆さんもこれらの作品を聴いたり逆に自身のルーツを語ってみてください。

Anison Hijack Mashup Compilation Vol.2参加しました

こんにちは、HIMAGOです。

 

みなさんはマッシュアップ作っていますか。私は時々作っています。

今回は、アニソンを中心としたDJイベントやコンピを多数企画しているAnison Hijackさんチームの、マッシュアップコンピ最新作に呼んで頂いたので、そこに提供した楽曲やコンピの気になった楽曲についてお話したいなと思います。

anisonhijack.moe

 

 

①フラッシュバッカー x Anticlockwise

私のマッシュアップです。

当初お声がけ頂いた時、過去のvol.1のコンピは聴いていたのですがAnison Hijackさんの持ち味もあってか結構クラブ寄りの楽曲が揃っている印象でしたので、どんな感じでアプローチするか結構迷いました。

 

Anison Hijack Mashup Compliation Vol.1

soundcloud.com

 

ここ2~3年くらい全くアニソン系のイベントには行っていないため正直今どの楽曲がウケているのかの細かい情報はかなり抜けている状態だったのですが、私がめちゃくちゃシャニマスが好きということもあり、ひとまずSHHisのBouncy Girlを使ったベースミュージックなネタを作りました。

ただ、自分で聴いてみてそこまでウオ~~~~~という上がり状態にはならなかったので、一旦寝かせておいて他に何もなかったらしゃーなしこれで行こうかな、という感じになりました。

 

SHHis - Bouncy Girl

www.youtube.com

 

そんなこんなで迷っている感じではありましたが、気分転換に他の方の楽曲を聴いてみたら、結構皆さん自分の個性を出している感じが伝わってきたので、あんまりコンピの色に囚われず自分の好きなように組んでみようかなとなりました。

 

その結果、最近アニメを一気見してハマったぼっち・ざ・ろっくの、twitterで軽く調べてまだ誰もマッシュアップを作ってなさそうなフラッシュバッカーで何かやろうと決めました。フラッシュバッカーはかなり楽曲の雰囲気が渋くてめちゃくちゃに好きです。

歌の方が決まればあとはオケを決める作業ですが、今回は「フラッシュバック→過去の記憶を振り返る→時間を戻す→反時計回り→Anticlockwise」という連想ゲーム的な決め方でいきました。

ちなみにAnticlockwiseの作曲のglanceは自分が本当に好きなミュージシャンではありますが、中々氏の楽曲をマッシュアップとして混ぜる機会がなかったので、とても良いチャンスを得ることが出来ました。

 

glance - Anticlockwise

soundcloud.com

 

 

②カラカラ×Heartstrings(MiAN mashup)

MiANさんのマッシュアップです。

twitter.com

 

こ~~~れめちゃくちゃに最高です。展開の作り方も丁寧で良いですね。自分は「マッシュアップは歌もオケも削れるところは削っていい」という考えがあるので1発目のサビ頭はオケの余り部分をガッツリ無くしてすぐ歌を入れてしまうところですが、しっかりオケで盛り上がりを作っていて好きです。

その他だと、3:40あたりの声の飛ばし方も好きなんですよね。自分もこういう使い勝手の良さそうなサビとかのワードとかを抽出して印象付ける手法が好きなので、最高です。

あとこのオケの方の楽曲、今回初めて知ったのですがMU2023で流れていたっぽくて、自分はtofubeatsの時だけチェックしていたけど折角なら全編ちゃんと見ておけば良かったなぁと思ったりもしました。

 

 

③Pika the rune. (MitsubaProject Mashup)

MitsubaProjectさんのマッシュアップです。

twitter.com

 

オケはDye the sky.ですね。シャニマスの中でもかなりクールでカッコよくてお気に入りの楽曲です。

これは自分の中で完結する話ですが、マッシュアップのオケを選ぶ時はなるべく歌あり楽曲のインスト音源は第一候補から外す、というものがあります。これは、リスナー側がそのマッシュアップのイントロをクラブとかイベントで聴いた瞬間「この曲好きなんだよね!!!」ってなったけど「なんだ、マッシュアップの方か…」となるリスクがあるからです。

もちろん、自分の中でこれは勝負にいけるな、と思った場合はそういうインスト音源をガンガン使いますし、最近だとSOSや星座になれたらがそれに該当します。

 

Dye. the sky.はライブとかでもかなり聴いて好きになっているので、マッシュアップに使おうと思っても自分の中にある「イベントで流れた時、マッシュアップでガッカリされない?」というハードルが超えれそうにないので作れませんが、やっぱりこういうのを聴くと作ってみたくなるなぁとなりました。

 

SOS x WWWsoundcloud.com

 

星座になれたら x 夜の向こうへ

soundcloud.com

 

 

④Eternal Underground

INKAさんのマッシュアップです。

霧矢あおい誕生日おめでとうコンピではお世話になりました。ラップまで歌ってもらってホンマ……

twitter.com

 

前半パートは普通の歌とオケのマッシュアップですが、後半になるとオケとオケのマッシュアップになります。こういうの大好き。もっとみんなやって欲しい。

永遠の灯の特徴的な出だしのあの教会っぽいピアノの音が良い感じにマッチしていてとても良いですね。結構丁寧に音の調整している印象で、前半の歌パートよりも好みです。

自分がこういう調整やるとき、RX7で適当に抜いて低音とかをEQでガッってやってspectreでチュッと上げるくらいしが出来ないですが、どんな感じでやってるんですかね。ここらへんは歌とオケでやるよりも作業者の色が濃く出る部分なので気になるところではあります。

 

 

⑤Blue Matters(Yorozuya Mashup)

Yorozuyaさんのマッシュアップです。

twitter.com

 

かなり好きです。オケのチョイスが良いですよね。このオケでのマッシュアップって宇宙よりも遠い場所のOne Stepしか知らなかったけど、個人的にはこちらの方が好みです。もっとこのオケのマッシュアップはあっても良いと思っていたけど全然出てこなかったので、このタイミングで聴けて満足でした。

 

San Holo - everything matters (when it comes to you) (Aiobahn Remix)

soundcloud.com

 

 

以上、Anison Hijack Mashup Compilation Vol.2の楽曲紹介でした。

他にも良い楽曲がたくさんありますので、是非皆さん聴いてみてください。

【2023年4月】先月Kindle Unlimitedで読んだ本

こんにちは、HIMAGOです。

 

みなさんは読書してますか。私はあまりしていません。

そんな私ですが、読書を習慣づけしたく今年の1月にkindle unlimitedに加入したので、今回は先月の2023年3月にkindle unlimitedで読んだ本を紹介していきます。

 

 

円城塔 - リスを実装する

 

円城さんの短編小説。円城さんのことはスペースダンディで初めて知りましたが、その後特に作品に触れる機会が無かったため、氏の本を読むのは今回が初めてです。

 

内容としてはプログラミングを題材にしたSFですかね。スペースダンディの氏が担当した時の話が結構難しかったり、そもそも脚本に数式が書かれていたりと凄い知的なイメージがありましたが、かなり読みやすく面白い小説でした。

 

個人的にお気に入りなのは「システムは親を選べない。」という文です。自分も仕事をしている時に機構や構造といったシステムを検討することが多々ありますが、よくシステム側に対して「もうちょっと立派でしっかりした人に生んでもらえたら適切に運用されるようケアしてくれるのに、なんでこんな大雑把でフィーリングな設計をする人が俺を生んだんや……」と思っているんだろうなと考えたことがあるので、その一文が心に残りました。

 

スペースダンディの脚本

 

tofubeats - トーフビーツの難聴日記

音楽プロデューサー、DJのtofubeatsさんによる、2018年~2022年の日記をまとめた本です。

 

自分は音楽を聴くのが好きで、特にインターネット系の音楽はよく好んで聴いていました。その中でも、tofubeatsさんは地元が自分と同じ神戸だったり同年代ということで親近感を感じていたので、昔から作品を購入したりして応援していました。

そんな氏の本ということで、どんな感じの本なのか楽しみにして読んでみましたが、日記ということで本当に日常的な面がたくさん描かれている中で、自分がよく聴いている人たちのことも時々話題に出たりしていてかなり面白かったです。

音楽を仕事にするとこういう日々の過ごし方になるんだな~とか、こういう感じで仕事を進めていくんだなといった、自分の知らない世界を見ている感じもまた魅力的な本でした。

 

また、自分がそうなだけかもだけど、神戸出身の人って同郷の人の感性が好きなことが多い気がしていて、氏の文体も着眼点も結構自分の好きなツボを押さえたポイントがたくさんありましたし、読み終わった後にハイライトを見返すと、思ったよりたくさんの箇所にハイライトをつけていました。「どこの番組も東京事変が登場する時だけ歌詞を縦書きにするのはやはりなんか変だなぁと思ってしまう。」はめちゃくちゃ共感した。

 

③加藤一陽 - 音楽メディア・アップデート考

8名の音楽ライターや編集者の方に『音楽メディアの現在』としてインタビューした内容をまとめた本です。

 

音楽メディアだとロキノンとか音楽ナタリーみたいな超メジャーどころしか知らないですが、どんな内容が語られているのか気になって読んでみたところ、全然堅苦しい感じはなく、かなり読みやすく面白い内容でした。

 

本の内容とは違いますが、この本を読むちょっと前にtwitterで『超ニッチな音楽ジャンル』という内容で色々な音楽ジャンルを紹介する方がいて、自分のフォロワーが苦言を呈しているのを見かけました。問題として捉えられていたのは、そのジャンルが好きな人にとって超ニッチとカテゴライズされることの違和感や、各ジャンルに対して深堀りをせずパッと付箋書きしたような説明しかなかったことだと私は感じました。

 

ただ、モヤっとするところはありつつも、根本の問題を上手く頭の中で言葉にすることが出来なかったですが、上記の本を読んだときに「本当は音楽の魅力を伝えることが目的なのに、”語ること”自体が目的化してしまわないように」という文を見つけて、自分の中でのモヤッと感がちゃんと判明した気がしました。やっぱり長年音楽業界に携わっている方々は考え方がちゃんとしてるなぁと感じました。

 

④樋口恭介 - 生活の印象

SF作家の樋口恭介さんのエッセイ本です。氏の本は読んだことがないので、これが初です。

 

そもそもSF作家という情報すら知らず、とりあえずAmazonで評価高いし読んでみるか~という感じで読み始めましたが、SFやってそうな文章だなと思ったところ当たっていたので驚きました。やっぱり文章って個性がめちゃくちゃ出ますね。

氏がtwitterで炎上したりなんかしてtwitterから離れた結果Googleドキュメントに日常の文章をまとめるような感じになっていますが、twitterで炎上を経験していたんですね。私は13年twitterを触っていますが、コミュニティが違うと全然話題が収集出来ていないからか、炎上していたことすら知りませんでした。

 

個人的なお気に入りポイントは、twitterでの投稿に対して、「映画を見たり旅行に行ったりすることは自分にとって特別な行いで、特別だと自分が思い込んでいることをしている自分を誰かに知ってほしい。」みたいな感じのところです。

この感覚って20代中頃以降の人のもので、今の10代って全然その感覚が無いと思うんですよね。SNSが生まれた時から身近にありすぎて、特別でも何でもないことでも何かあったら投稿する、そんな印象を若い人たちに感じています。

けど、自分は前者の人間なので、確かにそういう感覚はあるなぁと思ったり、投稿をすることで、その行いを誰かに見せるために行ったもののように自分の中で認識してしまうような気がして何かをしても投稿を控えてしまったりするなぁと、色々考えさせられました。

 

 

以上、2023年3月に読んだ本でした。

3月はどれも面白い本ばかりだったので、4月もまた面白い本を見つけて読んでいきたいです。

【シャニマス】もうすぐ5周年!運命の出会いガシャで引いて欲しい放クラのおすすめカード

こんにちは、HIMAGOです。

 

みなさんはやっていますか、アイドルマスターシャイニーカラーズ。私は毎日遊んでいます。

自分は3.5周年のタイミングでシャニマスを始めましたが、シナリオやコミュの面白さに一発で心を奪われました。自分はあまりソシャゲをやっても長続きしなかったのですが、シャニマスは自分のペースで楽しめるところも魅力で、今日まで特に飽きることなく続けてこれました。

 

そんな非常に面白いシャニマスですが、もうすぐ5周年を迎えます。先日行われた5thライブでは2024年春にアニメ放送も発表されたり、これまで登場はしてきたもののどういう扱いになっていくのかと思っていた斑鳩ルカが283プロに加入したりと、色々とコンテンツとして大きく動いてきております。そんな様子を見て、おそらく新規の方たちも興味を持ってくれてプレイを始めると思います。

 

www.youtube.com

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シャニマスはかなり初心者にとっても遊びやすいゲームだと思っており、その大きな理由は「運命の出会いガシャ」にあります。これは所謂リセマラというソシャゲによくある工程を省略したもので、気に入ったアイドルが出るまでずっと引き直せるというシステムのガシャとなっています。

 

そこで、私は放課後クライマックスガールズ(通称:放クラ)が一番好きなユニットなので、「シャニマスを新しく始めよう!このアイドルの中だと放クラが一番気になるなぁ……」と考えている方向けに、放クラで是非運命の出会いガシャで引いてほしいカードを紹介します。

ちなみに今回紹介するのは、グレフェス(育成したアイドルでライブを行う、対戦コンテンツ)目線での選定ではなく、コミュ重視での選定となっています。

 

※なるべく致命的なネタバレは避けますが、どうしてもネタバレが気になる方は目次のラインナップだけ確認でもOKです。

 

 

①小宮果穂

【ナツイロ☆アフタースクール】

果穂と放クラメンバーとの交流が濃く描かれたサポートSSR

 

果穂は放クラの中では最年少ですが、そんな果穂がユニット内ではどういう立ち位置なのか、どんな感じでメンバーが果穂に接しているのかが非常に分かりやすく描かれたカードとなっています。特にコミュ2はギャグ要素強めでかなり面白いですし、お気に入りの1枚です。

 

 

【新装備・バブルバスター!】

果穂の子どもらしいところがたくさん楽しめるPSSRカードです。

 

果穂は背が大きいのでよく大人に間違われますが、このカードのコミュで描かれているような子どもならではの感受性を見ると、年相応で等身大な、明るく元気な果穂の魅力が発見できます。最初に見るPカードとしては最適なのかなと思います。

 

 

【フルスロットルエイジ!】

果穂が日常で起きた色々な出来事に対して学んでいったり考察をしていくPSSRです。

 

こちらも先ほどのバブルバスター同様に、小学生ならではの視点で物事を捉えたものがたくさんありますが、こちらのカードの方はさらに少し踏み込んだ内容が含まれています。

シャニマスを初めてプレイされる方のための情報ですが、このカードにはシャニマスを語るうえで結構話題になりがちなコミュが入っているので、是非読んで欲しいです。このゲーム、こんなことやるんだ…という驚きがあります。

 

 

②園田智代子

【生彩トラベリング】

放クラのみんなでサファリパークを紹介するお仕事を描いたサポートSSRです。

 

まずイラストが良いですね。帽子にはみんなそれぞれ違う、各々に合った動物のバッチかワッペンをつけているのもまた個性が見られて良いですね。

放クラの仕事に向かう姿勢が見られたりするのも良いですが、個人的にはコミュ3の園田家の方たちから見た放クラメンバーの評価というのが新鮮で良かったです。放クラをこれから知る方にとっては、この園田家の評価を見て、こんな一面があるんだな~とか、こういうキャラクターなんだな~とイメージが掴みやすくなること間違いなしです。

 

 

【砂糖づけ・ビターエンド】

智代子といえばチョコアイドルでなんかかわいくて気になるな……という方には是非引いてもらいたいPSSRカード。

 

話のあらすじは、舞台の第二弾をやろうとした時に第一弾と同じキャストを集めたものの、森の少女という役の人がケガで降板し、その代役として智代子が頼まれたという感じです。

もうほんと、かわいいだけじゃなく、真面目で努力家なんすよこの子……んでもってデッケェ芯が通ってるんすわ……このコミュを見たら、誰もが智代子のことを好きになる。そのくらい素晴らしい内容です。

 

 

【うつくしいあした】

23年3月10日に実装された、5周年を目前にしたタイミングで登場した智代子の最新PSSRカードです。もしかしたら時期によってはまだ運命の出会いガシャに入っていないかもしれません。

 

シャニマスを人に勧めるにあたってよくあるのが、強いコミュを最初に勧めるかどうか問題で、よくイベコミュだと「薄桃色を最初に読むかどうか」というのがあります(薄桃色にこんがらがって:アルストロメリアのイベコミュ。単体で見ても十分に威力があるが、3人の過去のイベコミュを読むとより印象深くなる)。

 

個人的には最初に薄桃色読んでもええんやで派であり、この【うつくしいあした】も、本来ならWING→感謝祭→GRAD→LPまでコミュを見て、限定カード【かきまぜたら*ミルク】も見た上で読むのが正解ですが、恒常に実装されているんだから最初に読んでもいいじゃんの気持ちです。けど、もし可能ならプチセレクションチケットで【紅蘭偉魔空珠に挑め!】園田智代子 と交換して、そちらのコミュを先に見ておくのはアリです。

ネタバレを避けるとあらすじすら言えなくなる、それくらい凄いテーマですが、智代子の強さが十分に伝わる素晴らしいコミュです。私は初見でボロ泣きしました。

 

 

③西城樹里

【はずむ息、夜を縫って】

放クラのみんなで皆既月食を見るサポートSSRです。

 

個人的には、コミュ1の放クラの仕事の待ち時間での過ごし方がとても印象的です。放クラは283プロ最年少の果穂がいるユニットなので、待ち時間は遊んで過ごすのかな~とか思っていましたが、ちゃんと仕事のことを考えつつも自分たちらしく有意義に過ごしていく感じはとても良いですね。

他のユニットでも、こういう仕事やレッスンの合間時間の過ごし方を描いたものはあり、そういう時に各ユニットの違いが垣間見えるのも面白さの一つです。

 

また、コミュ1で登場する仕事用衣装の可愛さにも要注目です。なんと、樹里以外全員限定カードの衣装!ふざけるな!

 

 

【曲がり角のランウェイ】

雑誌の企画で、樹里がモデルとなって色々な服を着ていく仕事を描いたPSSRです。

 

このお仕事を受けた理由についてのシャニPとの会話は、樹里を語るうえでも非常に重要なシーンなので要注目です。

樹里はバスケ部を辞めた過去がありますが、そんな過去を通じて今アイドルとしてどう進んでいくかが見えてくるとても良いコミュです。WINGを見ながら最初に見る一枚としてすごく適していると思います。

 

 

【花染む街で、君と】

おさげの樹里ちゃんがめちゃくちゃかわいいPSSR。

 

樹里ちゃんの優しいところがコミュ全体で十分に堪能できるうえ、「西行桜」という知識も身に付けることができます。自分の知らない言葉や知識が身につくのは、シャニマスあるあるですね。

個人的にはコミュ4が凄く好きです。こういう感覚、自分の日常でもたまに感じたりしますが、そういうのを切り取って描いてくれるのは嬉しいです。是非読んでみて欲しい一枚です。

 

 

④有栖川夏葉

【#ナッツ・チョコジェリー】

夏葉が放クラメンバーと仲を深めるサポートSSR

 

今となってはあまり見られない、お嬢様育ちの夏葉と一般的な若い子とのギャップがたくさん見られて非常に良いですね。また、夏葉は放クラ内では最年長ポジですが、メンバーに対して同じ目線で接している姿勢はとても好感が持てます。個人的にはコミュ3の果穂との会話がとても好きです。

 

 

【アルティメットマーメイド】

ファミ通で行われたシャニマス1周年企画のおすすめプロデュースコミュ1位に輝いたPSSR。

 

当時の自分がそうでしたが、シャニマスを始める前はきっと夏葉といったら筋トレをめちゃくちゃやってるハチャメチャお姉さんというイメージがあることでしょう。しかし、このコミュでは可愛らしい一面がたくさん見れらます。プロデューサーに色々な提案をして振り回す姿も、初期カードならではで印象的です。

そして内面の弱い部分が見えたり、それを乗り越える強さも見えるtrueは素晴らしいですね。始めたばかりだとtrue達成条件のファン50万人は難しいかもしれませんが、何回でもトライして是非見て欲しいです。

 

 

【♡AKQJ10】

バニー衣装もポージングもすごく攻めているPSSR。ちなみに演出のムービーはもっとヤバい。

 

コミュの内容としては、ゲームのイベントにキャンペーンガールとして登場するお仕事を描いたもので、そのゲームに登場するキャラクターに夏葉が似ていると話題になったことから依頼があったようです。

衣装はアレですが、コミュの内容としては、夏葉の目指したいアイドルの姿や弱い部分が見られてグッとくるものがあります。また、コミュ4は先ほど紹介したアルティメットマーメイドを見ておくとより良さが沁みる内容になっていますが、こちらを先に見ても十分楽しめると思います。

 

 

⑤杜野凛世

【凛世夕町物語】

凛世の寮での生活を描いたサポートSSRです。

 

コミュ1は結構ギャク要素が強くてとても面白いですし、コミュ2は凛世と放クラ/シャニPの関係も想像できる良いコミュです。このコミュ2の文脈が、プチセレクションチケットで交換可能な【春告窓】に活きてくるので、是非読んで欲しいカードです。ちなみに【春告窓】は、2022年に登場した全てのPカードのコミュの中で私が一番好きなものなので本当にオススメです。

 

春告窓についてのネタバレありの感想記事はこちら。

himago.hatenablog.com

 

【ロー・ポジション】

凛世とシャニPの関係を丁寧に描いたPSSR。

 

凛世のカードコミュは、他のアイドルよりも明確にシャニPとの関係の進み具合を描いているため、じっくり育てていきたいオタクの意見だと「凛世のコミュは是非最初から読んで欲しい!」というものが多いと思います。

ただ、そんなことは全く知らなかったシャニマス始めたての頃の自分は、運命の出会いガシャだったかスタート直後の課金ガシャでこのロー・ポジションに出会い、特に何も気にすることなくコミュを読みました。

もう、圧倒的。事前情報として「凛世はシャニPが好き」というのだけ持って読んだらそれでええ。それでtrueを見てくれ。私は初めて見たtrueコミュがロー・ポジションで、その衝撃に心を奪われたからこそ、今日に至るまでずっとシャニマスを続けてきたと自信を持って言えます。

 

 

【凛世花伝】

初めて凛世のシャニPへの恋心と仕事の両立がテーマとなったPSSR。個人的にはそう思っています。

 

ロー・ポジションは初見で強めの衝撃を与えたいという意図での選出ですが、こちらはじっくり育てたいという意図での選出です。強め2連発でいくなら水色感情の方ですが、やっぱりこのカードはGRADやわれにかへれ、階段式純情昇降機など今後のコミュに繋がっていく凛世にとって重要な一枚のため、是非チェックして頂きたいです。

 

また、ネタバレ全開の感想はこちらに書いているので、是非気になる方は読んでみてください。コミュのタイトルとか思い出アピール名の意味など、一つ一つ調べると手間なので良かったら参考にしてみてください。

himago.hatenablog.com

 

 

以上、運命の出会いガシャで引いて欲しい放クラカードでした。

 

放クラと言えばいつも明るくわちゃわちゃしているイメージがありますが、実際のコミュを見てみると、そんなイメージだけではない人間らしい魅力あふれる姿に気付かされます。イベコミュだと、階段の先の君へ、many screens、アフター・スクール・タイムなど、カードコミュでは描かれなかったさらなる魅力が詰まっているので、是非こちらも読んでみてください。

【Kindle Unlimited】2023年2月に読んだ本

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんは読んでますか、本。私はあんまり読んでません。ですが、KIndle Unlimitedに登録したので、今月も本を読みました。今回は今月読んだ本の紹介をしようと思います。

予めお伝えしておくと、今回読んだ本はあんまり身にならんかったので、そういう目線で参考にしてください。

 

 

①高城 剛 - BIO HACKING 未来を生きるための遺伝子の理解

当時すごく人気だった沢尻エリカと結婚した人こと高城剛さんの本。ハイパーメディアクリエイターという職業をこの人から知ったものの、それ以降この人以外でハイパーメディアクリエイターをやっている人は知りません。誰かいるんですかね?

 

この本は、SNPs検査という遺伝子の検査で判明するオススメの食生活や生き方について解説している本ですが、基本的に高城さんのSNPs検査の結果を読み解くので、高城さん以外が読んでも正直面白くないです。こういう検査があるんだ~くらいの感じで流し読みしていました。

 

この本が出版された目的として、SNPs検査が聞きなれない検査かつ数十万するものであることから一般に浸透していないため、高城さんに広告塔となってもらって認知度を高めたい、という意図が読み取れます。

が、この本で高城さんと対談している本間先生の説明の中に「中学受験で早稲田アカデミーは合わなかったけどサピックスは合う。逆もしかり。どっちにしたらいいか悩む時に遺伝子は参考になる。」とあり、この時点で医者側の指す”一般”がどういう層かが分かります。

 

また、高城さんは色々論文とか読んだり知識を身に付けようとしているものの医者ではないので本の中でどういう発言をしていてもあまり気にはなりませんでしたが、医者である本間先生がソースも脚注も無しに「COMT(スマート遺伝子。これがあるとがんになりやすいし、アルツハイマーにもなりやすい)はユダヤ人に多い。」と言い出したのは驚きました。美容外科についても「豊胸や二重は一度手法を学べばそれで終わり」と見下すような発言が出てきて、キツかったです。

 

 

②窪島一系 - 現代人のための仏教説話50 

仏教の色々なエピソードをまとめた本です。

 

先月「ロボット工学と仏教」という本を読み、その内容がめちゃくちゃ面白くて仏教に興味を持ち、読んでみましたが、あんまり面白くはなかったです。

「ロボット工学と仏教」にて、確か「仏教を広めるためのエピソードは古臭いものが多い。新しくしていかないといけない。」みたいな事が書かれていて、その時はあまり意味が理解できませんでしたが、こういう本を読むと、あぁそういうことかと理解できました。古臭い例え話は沁み方が遅い感じがあるので、現代版の仏教説話が欲しくなりました。

 

 

冨永愛 - Ai 愛なんて大っ嫌い

モデルの冨永愛さんのエッセイ。富永さんは昔VOGUEの動画に出ていて、それが結構好きだったのでエッセイも気になって読んでみましたが、思ったような内容は無かったです。kindleで本を読む時は結構な頻度でハイライトを入れていますが、30~40%くらい読んでもハイライトを入れるところが無かったので、途中で挫折しました。

 

VOGUEの動画。本よりこっちの方がオススメ。

www.youtube.com

 

 

④多岐沢よう子 - ダイヤモンド・プリンセス 別れへの船出

コロナウイルスが出始めた頃に話題になった客船ダイヤモンド・プリンセスで起きたことを書いた本です。最近ではもう当時のことは過去のものとなってマスク解禁になろうとしたり元の日常に戻りつつありますが、やっぱりこういう当時の出来事を改めて読むと、コロナの怖さを思い出して気を付けようと思います。

 

当時はまだ何も分かっていなかったですけど、この本を読むとコロナの感染力やダメージ力以上に船側の対応が悪すぎたというのが分かります。また、この本の筆者は夫をコロナウイルスで失ってしまいましたが、コロナでの死亡対応という誰もがどうしたらいいか分からないことへの対応、また病院や船への色々な手続きの対応と、色々と初めてだらけで難しいことを夫を亡くした心労に耐えながら70歳くらいの筆者がやりきったのは純粋に凄いと思いながら読んでいました。ここらへんはやっぱり女性って強いわ……と思うエピソードでした。

 

 

以上です。来月は面白い本をkindle unlimitedから見つけたいと思います。

【Kindle Unlimited】2023年1月に読んだ本

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんはやっていますか、読書。私はあんまりやっていません。

このブログでは定期的にアイドルマスターシャイニーカラーズや音楽に関することを記事にしていますが、それらを書く時に毎回、もう少し胸を打つ良い表現をしたいなとか、もっと伝わりやすい書き方を目指したいなと感じます。

そして、それを達成するためには一にも二にも読書が大事なのかなと思います。最近だと、宇多田ヒカルもライブで「思いを伝えるのが苦手です。どうしたらいいでしょうか?」という感じの質問に対し、「本はどのくらい読んでる?アウトプットするには良いインプットから。」と答えていたのが印象的で、表現力を培うにはやはりインプットを増やすことが大事です。

 

そんな訳でインプットを増やそうと思ったのですが、折角なら記事に出来るようなコンセプトを持たせたいので、Kindle Unlimitedに加入して、そこに絞って読書をしていきます。

Kindle Unlimitedは月額980円で200万冊以上が読み放題になるサービスですが、余りにも本の数が多くて何を読んだらいいか分からないし、「Kindle Unlimited おすすめ」とかで検索してもビジネス書が目立ってあまり読みたいなと思える本が見つからないという方も多いかもしれません。そんな方向けに、ビジネス書はあんまり好きじゃない私が読んだ本を紹介したいなと思います。

インプットを増やしたいというのは2023年の目標なので、まずは1年間、毎月4冊前後の読書をして、その本の感想を月末に書いていこうと思います。

 

 

叶恭子 - トリオリズム

叶姉妹の姉のエッセイ本。内容は6割セックス3割セレブのぶっとび生活1割人生の哲学という感じです。

 

カジノでの遊び方やクリスマスのプレゼントの話、全裸で仮面だけ付ける舞踏会など、どれも庶民の日常とかけ離れたエピソードばかりで飽きませんが、そんな中でも恭子さんの美的感覚が光る「日本では卑猥とセクシーの線引きが曖昧だけど、セクシーは精神的な策略のもとに女性としての魅力を最大限にアピールするインテリジェンスな表現」という一文はとても良いなと思いました。


また、海外の男性が女性のお尻や太ももの筋肉を重要視することについて、恭子さんは「良いマッスルを持った女性でないと良いセックスが出来ない。女性を見る時、彼ら(海外の男性)は膣の締め具合を想像するが、それが日本人との大きな違いのように思える。」と言っていて、ブラジルとかの人のお尻クソデカアピールが個人的に長年の疑問だったけど、それに対するすごくしっくりくる回答でした。

 

あと、今月は初めてお会いする方が多かったですが、そんな人たちとの雑談で「最近本読むようになったんすよね~」と言って恭子さんの本を見せたら特に女性の反応は良かったので、叶姉妹パワーは凄いなぁとなりました。

 

 

②松野明美 - いちばんじゃなくて、いいんだね。

元マラソンランナーの松野明美さんの、マラソンランナーとしての歩みとダウン症を持った次男の子育ての歩みを描いたエッセイ本。

 

ダウン症のことをあまり詳しく知らなかったのですが、どの世界やどの時代、どの地域でも1000件に1,2件の割合で生まれてくる障がいのようです。そういうことを聞くと、言い方が適しているか分からないですが、働きアリの法則のような感じで、ダウン症は人間が繁栄していくうえで欠かせないもののような感じがしますね。

 

この本の中で、松野さんはダウン症そしてその影響で心臓病も患っている子どもを産んだことに対して「なんで私を選んで生まれてきてしまったの?ほかの人を選んでくれたらよかったのに。でも生きて欲しい。今日も明日も明後日も。死んじゃいや。ずっと未来まで生きていてほしい。」と述べますが、本当に複雑な、けど親としての素直な気持ちが胸に刺さります。

そんな気持ちを持っている松野さんでしたが、子育てを経て今までのマラソンで培った一番を目指す生き方から、タイトルにもあるように一番じゃなく自分のペースで生きる道を見つけていきます。

これまでの松野さんの生き方は周りに弱みを見せず一番になるために努力することを惜しまないストイックすぎる生き方をされていましたが、そんな生き方が柔軟な方向に変わったのは良かったなぁと、子育てを通じて親も成長していくんだなぁと読んでいて強く感じました。

 

私の好きな本に、木下龍也さんの『あなたのための短歌集』という本があり、その中で「自分の子が欲しいと思うようになりましたが、こんな世界に生まれた子は幸せになれるのだろうかと悩むときもあります。」というお題に対し、「いじわるな星だとしても母さんがそこにいるなら生まれてみるよ」という短歌を詠まれていました。

この短歌がとても好きでずっと覚えており、この本を読んだ時に、ダウン症という1000件に1,2件というとても少ない割合ですが、きっと松野さんを選んで生まれてきたんだろうなと感じるくらい良いエッセイでした。

 

 

 

シェリー・ケーガン - 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

講義室の机の上であぐらを組んでいる表紙が印象的なあの本です。書店やら何やらで見かけてはいたもののきっかけが全く無かったので、これを機に読んでみました。

 

内容としては、どうなったら死となるのか、なぜ死が悪いのか、永遠に生きられるのは良いことなのかといった事について色々な面から検討していく本となっており、冒頭で「私の考えを伝える」と書いてあり、それが正解かどうかは置いといてこの先生が考える死について検討した内容を伝えるものとなっています。

 

論理系の本をあんまり読まないからだけど、死に対する仮説を述べておぉ、これ確かにそうだ!!!と思っても直後に「私はそうは思わない」と続くことが多々あり、なんやねんコイツとなることが結構ありました。色々な仮説を立てて一つ一つ潰していくことは大切だとは思いつつも、よくあるビジネス書のような感じで素早く要点だけを得たい欲を持っていると、ここらへんにもどかしさを感じてしまうかもしれません。ビジネス書はあんまり読まないと思っていたけど、知らず知らずにそういう書物に適合させられていたのかもなぁと、この本のテーマと全く違うところで変に内省していました。

 

私は死にたいとはあんまり思わないですが、NPC化したいなとはよく思います。例を出すと下校時刻の哲学的ゾンビみたいな感じです。考えたり悩んだりするから苦しめられるので、そういったものから解き放たれたいという思いがすごくあります。この本で言うところのP機能(認知機能)の永久の停止です。痛いのは嫌だし自分がいなくなって誰かが悲しむのも嫌なので、都合よく自我だけ喪失したいですね。

 

omocoro.jp

 

 

④森 政弘、上出 寛子 - ロボット工学と仏教 AI時代の科学の限界と可能性

その名前の通り、ロボット工学と仏教に関する本です。この本を書かれた森さんはあの有名な「不気味の谷現象」を提唱したり、ロボコン創始者だったりします。Kindle Unlimitedなので無料で読めますが、面白すぎるので書籍で買いました。

 

タイトルからして難しい本だと思われがちですが、内容は森さんと上出さんのロボット工学や仏教に関するメールのやり取りを乗せたものになっています。

上出さんの学会や色々な場面での悩みや研究について、森さんが仏教の観点からアドバイスしていく、という流れになっており、こういう難しいテーマの本はフォーマットを全部これに統一して欲しいと思うくらい読みやすいです。

恐らくちょっと前に『無意識と対話する方法』という、同じような2名のやり取りを載せた本を読んだのですが、その本が凄く読みにくくて結構早めに脱落したのが記憶に残っているから、その落差でそう感じているだけかもしれません。

 

仏教についてはあまり詳しくなかったのですが、「仏教は宗教というよりも、現象をできるだけ謙虚に正確に把握しようとする、理論的な営み」と書いてあったのは印象的でした。その考えを持つことで、三性の理という様々な価値に関する現象を説明できる論理も身につくようになるのだなと思いました。三性の理について気になった方は、この本の中に詳しく書かれているので、是非読んでみてください。

 

また、茶道や華道みたいなものについては作法が決まっているけど、ロボットを扱うのにも作法がある、というのは全然自分が持っていなかった視点でした。

ユーザーがロボットの扱いという技術的作法に自覚的になるのは一見難しそうですが、例として「ヒューズやブレーカーは、気にも止めずに使いたい放題に電気を取り出すのではなく、これならばヒューズは飛ばないという意識をもって電気を使うのが作法の一つ」と書かれており、確かに知らず知らずのうちに自分たちの日常生活の中にも技術的作法が身についている場面がありました。

 

近年ではIoTやAIイラストといった様々な新しい技術が発展していますが、技術が余りにも先行しすぎていると多くの人が感じていることと思います。そんな時こそ、技術だけでなく、技術を扱う作法も同時に導入する必要があり、それは誰かに任せるようなことではなく、開発者も考えるべき課題だなと思いました。

 

 

以上が今月読んだ本の感想になります。気になった方は是非kindle unlimitedに登録して読んでみてください。