2023年良かったシャニマスのイベコミュマイベスト5

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんは遊んでいますか、アイドルマスターシャイニーカラーズ。私は毎日遊んでいます。

シャニマスは今年は無事5周年を迎え、ライブ方面だと非常に衝撃的であった5thやとても満足感の高かったソロライブ、ゲーム方面だとルカやコメティックの追加にシャニソンリリースとかなりの勢いを感じます。

そんな中でもシャニマスはやっぱりコミュが大きなセールスポイントの一つであり、今年公開されたイベコミュはどれもかなりレベルが高いものでした。個人的には『階段の先の君へ』『薄桃色にこんがらがって』『ストーリーストーリー』『くもりガラスの銀曜日』などの超強力打線を有していた2020年に匹敵する仕上がりだったと感じます。

そこで今回は、私が読んで面白かった今年のイベコミュのベスト5について書こうと思います。

※ネタバレありの感想になりますので、シャニマス初見で気になっている方は目次の順位だけ確認して是非読んでみてください。

 

 

 

 

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【第5位】セヴン#ス

本当に凄かったですね、シーズ。これまでのシーズ関連のコミュであまり涙腺を刺激されることは無かったですが、上記のにちかのステージに美琴が上がるところはウルッときてしまいました。

このセヴン#スというタイトルには、#の文字通り一段上がる意味と#自体がにちかの原点であるビールケースの底を象形していることから、美琴が#(ビールケース)に上がる様子を表していて本当に良いんですよね。おそらくセブンスコードにも掛かっている部分はあると思いますが、音楽は趣味レベルでしか知らないのでよく分かりません。

(C7がCM7になるみたいな事だとして、それがどう言いたいかの本質が掴めてません。)

 

ただ、この記事の冒頭にて初見の方は目次で気になったものを読んでとは書きましたが、本当に初見の人がこのコミュを読んでも内容が全部分かるかと言われるとそうでも無くて、明るい部屋やWINGや感謝祭など見ておかないといけない部分が余りにも多すぎるのが困り所です。

私はマーベル作品を一切見たことが無いですが、エンドゲームが面白いという情報を得てシリーズ初見でそれを見て実際面白いかもしれませんが、良さを完全に理解しようと思ったらアイアンマンから見てないといけないしそれはそれで面倒すぎるみたいな感じですね。

ただ、セヴン#スには「何かよく分からんが凄いことやっとる……!」と感じさせる力があると思っているので、初見の方には一発ガツンと強いコミュで殴って気絶させて沼に沈んでもらいたい。

 

 

【第4位】ロード・トゥ・ハッピーホリデー!

シャニソンが11月にリリースされ、ソンがきっかけでenza版に初めて触れる方や久々に復帰する方が一番最初に読むコミュとして本当に適している内容ですね。事前情報は不要で誰でも楽しめる一切の曇りなしコメディ要素全開の最高なコミュです。

こういう序盤で伏線をばらまいてババッと回収する展開、本当に好きなんですよね。映画の『カメラを止めるな!』を彷彿とさせる感じ、とても良いです。プラカードのところはめちゃくちゃ笑ってしまいました。

 

個人的には、小糸がイルミネーション用のコントローラーを探しに走ったり、クリスマスパーティーにも自分の意思で参加を表明したりと【線たちの12月】から成長が見えたのがお気に入りポイントです。こういう誰かのために走り出した姿がリスペクティブワークスタイルでの消防士小糸に繋がっていると思うと、本当にグッときます。

また、夏葉が小糸に目線を合わせて接していたり、だぶるはにプロテインジョークを言ったりしてるのはかなり刺さりました。でもちゃんと読むと「分量に気を付ければ入れても美味しい」と言ってるから、割と普段の自炊でもプロテインを入れてるのが見えてかなり面白いですね。6周年に向けてダンベ君主論の復活、ある。

 

サポコミュ2話。夏葉の料理スキルが今の時点でどのくらいなのかはかなり気になる。

 

 

【第3位】VS.

ストレイライトのイベコミュ。こ~~~れ最高。

個人的に、ストレイライトに対しては過去のイベコミュからライバル同士というよりは家族という印象が強くありました。【Run 4 ???】では冬優子とあさひがリレーで対決していてライバルとして競いあう姿が見られましたが、心の何処かでは「まぁ、リレー対決やしな……」という気持ちはありました。また、あさひに対して冬優子と愛依は共闘という形をとるような印象が強くありました。

ですが、【VS.】は正真正銘のパフォーマンス対決。しかも冬優子と愛依の対決。これが見たかった……!昔の3部作の頃とは違った今のストレイライトの関係性が伝わったので大満足です。

このイベコミュのことが頭にあったので、我儘なままでの愛依のソロパフォーマンスが刺さりに刺さりましたし、マイコレの愛依にもかなり感動しました。

 

あさひのオチの台詞もまたコミュに深みが出てかなり良い。【Wintermute,dawn】を経てさらに3人の関係性がどう変わっていくのか、2024年もストレイライトのイベコミュに目が離せません。

 

 

【第2位】綺羅星ルックバック

減点方式でも100点満点、加点方式なら15無量大数点の完璧なコミュ。

アイドルマスターシャイニーカラーズ、もう6周年になるのにまだこんな出会った頃について描ける余白を残しているの本当に凄い。

 

まず、河野ひよりさんの演技力が凄まじいですね。4話の時点でかなり良い……となっていましたが、5話のわざとわがままを言うシーンからはもう駄目で、特にこのシーンはボロボロに泣いてしまいました。感情が抱えきれないから無理に早口で言葉を出すところ、凄すぎました。

 

果穂が「大人げない」という言葉で曇っていたところに対して、何がきっかけかは人それぞれだからよく分からんよな~とフワっとした解釈をしていましたが、下記の他の方の感想記事で「果穂のモーニングコミュでもあったように、冗談を含んだ表現でもそのまま真っすぐ受け取ってしまう」という解釈があってかなり理解が深まりました。確かにあの朝コミュはちょっと違和感があったけど、綺羅星ルックバックを踏まえて考えるとかなり納得出来ました。

note.com

 

次に、園田智代子が凄すぎるんですよね。

【迷走チョコロード】であんなに個性について悩んでいた智代子が、【砂糖づけ・ビターエンド】や今回のイベコミュのように立派にアイドルとして活動していて、その成長にとても胸を打たれますが、実はこの【迷走チョコロード】の中で凛世は智代子について「感情が豊か」と表現しているのが今頃になってかなりグッときています。

時々「カンジョウガ...ユタカ!」とネットでイジられることもあったりしますが、改めて考えてみると感情が豊かだからこそ、他の人のことを思いやったり相手の立場になって色々と考えることが出来ます。なので、イベコミュでの強化合宿での果穂やクールなアイドルに対する接し方が出来たと思いますし、【うつくしいあした】でも真っ先にあすみちゃんのために怒りの感情を出したりしていたんだなと思います。

 

【迷走チョコロード】1話。出会って間もない時でも智代子の個性を「感情が豊か」と見抜く凛世、流石です。

 

あと、エンディングで智代子とディレクターが話している時のBGMがめちゃくちゃ良いんですよね。結束バンドのフラッシュバッカーっぽさがあって最高だし、シャニマス版プロフェッショナルみたいな雰囲気も出ていて非常に良い。弾がどれだけあるかは知らないですがサントラ第二弾早く出てほしいですね。

 

 

【第1位】ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス

生き方の肯定なんですよね。人生って。

 

自分はsoundcloudで活動していて、昔はよくこの人がlikeしてくれたり話題にしてくれたけど今は全然見てくれないなぁという経験はあります。それ自体は全然あるあるだし、自分の作品の質が急激に悪くなったとかそういうのではなくその人にとって自分がnot for meになったのだろうなと思ったりします。

逆に自分が昔好きだったけど今は全然見向きもしなくなったこともあります。

 

けど、今の関心が違うだけでその人や自分の当時の好きだった気持ちは本当だし、そういう気持ちはちゃんと自身の血肉として肯定してあげたいんですよね。

 

自分はspotifyに自分の葬式で流したい曲のプレイリストを作っていて、その曲はどれも思い入れのあるものばかりです。これらの曲を聴く度に、あの時こうだったなぁとか、こんなことあったなぁと過去の自分と今を結んでくれて、その時の感情と今の感情に違いがあっても、当時の自分の考えは肯定してあげたくなります。

open.spotify.com

イベコミュ第6話。上記のプレイリストを聴いている時の自分と同じ感情。

 

 

以上、2023年良かったシャニマスのイベコミュマイベスト5でした。

シャニマスのイベコミュ、ストーリーの心情面から訴えてくるものとプレーヤーの共感面から訴えてくるものがあると思っており、前半の方は綺羅星ルックバックでしたが後半はクロノスタシスが一番該当すると思っており、個人的には後半の方が刺さり方が大きいので、クロノスタシスが1番ずっしりと心に来るものがありました。

(2022年はYMLLが両方の性質を持っていたのでそれはもう大変でした。)

 

2023年は個々の活躍や成長に着目したイベコミュが多かった印象ですが、これを踏まえ2024年はどんな感じになっていくのか非常に楽しみです。