先行上映1~3章を見た感想 #シャニアニネタバレ感想

こんにちは、HIMAGOです。

 

シャニアニ、ついに最後の第3章まで公開されましたね。今回は、1~3章を見た上での感想を書いていこうと思います。(ネガポジどっちもあり)

※自己紹介:シャニマス歴2.5年、始めた時期はピトスやさざ凡が実装された辺り。チームまりあ(特に凛世)と放クラ推し。定期的にコミュの感想記事を書く程度にハマっている。

himago.hatenablog.com

 

himago.hatenablog.com

 

以下、ネタバレ注意(2024/1/14 2回目視聴の感想追記)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①良かった点

3Dや動きが良かった

youtubeのテイザーPV時点では3Dにかなり不安はあったが、そこは全話通して全然大丈夫だった。特に顔や目についてはかなり出来が良かったとは思う。

 

一人ひとりの動きが本当に細かく、担当や推しがいたらその子の動きを追うだけでも毎回発見があって楽しめる。ライブだと放クラは果穂がステージを大きく使っているのに対して凛世はしなやかだったり、智代子は細かく可愛い感じが出ていたりとかなり気を使って動きを考えているなぁと感じた。この部分はキャストが演じるライブとは違った印象があり、これはこれで十分楽しめた。

 

ライブ以外でも、みんなでの食事風景やカレー作り、複数ユニットでの仕事やレッスンの様子など、どうしてもenza版だけでは想像しきれないアイドル同士の絡んでいる時の動きについて見れた点は十分満足感が得られた。カレー作りについては、智代子がチョコレートを大量に入れるのも五色爆発には無い思い切った行動で良かった(五色だとチョコではなく砂糖を入れる)。夏葉がカレーにプロテインを入れようとしてたらなお良かった。

 

また、個人的には摩美々の椅子の座り方が最高で「全員集合するタイプの打ち合わせなら摩美々はそういう座り方するよな~!」となった。

 

 

描くテーマが良かった

てっきりWINGまでの物語を描くのかと思っていたので、1stライブまでを描いてくれたのは嬉しい誤算。

 

1stライブについてはenza内でもオペレーションサンタで語られたり1stLIVEメモリアルコミュが用意されていたりとスタッフ内でもかなり重要な位置付けされていそうなのに円盤でしかライブの様子を見ることが出来ないので、そこをシャニアニで描いていくのは良い挑戦だったと思う。(1stライブが描いて良いなら5thday1もいつかやって欲しい。それこそenza内で良いから…)

 

ライブ自体も、ただ歌って踊る姿を描くだけでなく登場前後や衣装チェンジやMCについても細かく描いているのも好印象。甜花がライブ後に泣いてしまうシーンは「ええやん…!」と感じたし、アンティーカが歌い終わった後の慌ただしい感じも実際こんな感じなんだろうなぁと思って楽しめた。

 

WINGについても、283プロのユニットが勝つのではなく全組敗退なのが良かった。ここは敗退コミュが用意されているシャニマスならではの展開だなと思う。

 

また、アンティーカが忙しくなったタイミングで咲耶だけでなく割と霧子の方が曇りがちなのは新鮮な展開で良かった。欲を言えば12話内でしっかり曇りを晴らすところまで見たかった。

 

 

②良かったり良くなかったりした点

シャニPの立ち位置が途中でよく分からなくなった

7話(WING終了)までのシャニPについては好印象、以降は微妙かなという感想。

1~5話で各ユニットの雰囲気に合わせてシャニPの接し方もちょっぴり違っていたり特に放クラ回では存在感を出していたりと満足。WINGの時には密着の仕事PRのために頑張る姿が描かれていてかなり納得の内容であった。

特に6話のWING直前の「もう自分の応援は何の力にもならない」みたいな所はenza版のシャニPらしさが全開でかなり好き。

 

その分、8話以降は居ても居なくても話が進む感じがあって微妙に感じた。これまでは各ユニットや283プロ全体に対して接する姿が見られたので、8話からは真乃とやり取りするシャニPが濃く描かれることを期待していただけに残念。WINGの時はプロデューサーとしての仕事が見えたので満足感はあったが、1stライブではあまりその姿が見えなかったのにライブ中で要所要所で「よし!」となるのも違和感はあった。

 

 

12話の全体曲でのライブの評価が難しい

全体曲をフルでやるのはかなりの英断だったと思うし、そこについては満足感があった。ツバサグラビティは改めて本当に良い曲だなと思う。1回しかまだ見てないけどツバサグラビティの最後の方spread the wingsのイントロのサンプリングがあったような気がしたので早くちゃんとした環境でフル音源を聴きたい。

 

ただ、フルでやるという英断の割に横一列でのダンスがメインなのは残念。もっと立体的に動きのあるダンスや見応えのあるアングルのショットが見たかった。

 

(↓追記↓)

ツバサグラビティのラスト、spread the wingsのイントロ入っていましたね。ラストの演出で思い出ボムやってる時に始まりを感じさせるあのイントロが聞こえるのは素晴らしい展開だなと改めて思いました。また、2回目しっかり見たらめちゃくちゃダンス良かったので、ここの項目は①の良かった点にしたいと思います。

(↑追記↑)

③良くなかった点

モブのモデルが微妙

アイドルのモデルがかなり出来の良いものだっただけに、その分比較してモブが微妙に感じた。

 

 

8~12話のテンポが悪く感じた

WINGまでは良い感じだったが、そこから1stライブまではちょっとテンポが悪く感じた。特に最後の方はライブ中のシャニPのカットや目を瞑るカットなど不要なところが多用されていたので、そこはかなり気になった。

 

 

真乃の深堀りが欲しかった

M-1で初めて出るコンビに対して審査員が「どういうネタかの前に人間性が伝わってこなかった」という評価をする時があるが、それと同じで真乃がセンターになるというネタまで描くなら真乃の人間性をもっと見せて欲しかった。

もちろんミルクボーイみたいに人間性なんか置いといてネタの面白さで全部ブチ抜いてくれたらそれはそれで良いけど、それが出来るのはenza版でもほんの一握りのコミュだし、それなら12話もあるので8~12話のテンポ感をちょっと詰めてその時間を真乃に使って真乃のパーソナルな部分に踏み込んでくれたら満足だったと思う。

 

 

(↓追記↓)

3章の9~12話を、真乃に寄り添って見ました。すると当初は薄味だなと思っていた9~10話にかなりグッときました。

 

9話はセンターを受けるまでの流れですが、catch the shiny tailを期待した人は肩透かしを食らったと思いますが、9話の冒頭の灯織とめぐるの真乃に対するセリフがシャニアニ版catch the shiny tailなんだなと理解し、そこから真乃は2人から既にセンターになるための勇気を貰ったから後は自分の中でセンターを受けるための気持ち作りをやってたんだなと解釈しました。

どちらかと言えば感覚派の恋鐘が、ツバサグラビティの収録で真乃の歌に感銘を受けたのも、周りから見て真乃がセンターになったんだなと思わせられる良い演出だったと思います。

 

9話と10話はやってることが似ているようですが、9話はセンターを受けるかどうか、10話はセンターとしてどう振舞うか悩んでいた真乃をそれぞれ別の歌が勇気付けてくれたのも個人的には良い内容だなと感じました。

(↑追記↑)

 

④評価が難しい点

こちらの見たいものやアニメアニメした作品を作るのではなく、各アイドルの結成当初から1stライブのアイドルの様子を丁寧に描くことを心掛けたように感じた。

 

多分、既存ユーザーを楽しませることに意識を向けたアニメなら銀曜日のカフェは1回しか出さないけど、複数回登場させたのはそれは本当にイルミネが複数回あのお店に行っているからその描写は嘘ではないでしょという事なんだろうなと思う。

 

真乃の描き方についても、シャニアニの世界線で言うと1話でアイドルになることを決心したのも9か10話でセンターとしてどう頑張るか考えるのも、一人で考えて決めたというのがシャニアニの真乃の姿だから、ということだと思う。

アニメ的に展開させるなら誰かの言葉をきっかけにして色々と物語を動かすと思うけど、そうしなかった。そこがシャニアニの核なんだろうなと感じた。

ここの部分は、週に1話ずつアニメの本放送を見てじっくり嚙み締めることで評価が変わるかもなので、ちょっと評価はまだ難しいと感じている。

 

ただ、やっぱりアニメアニメな作りであっても丁寧に描くでもどちらでも良いが、面白さで全部ブチ抜かれる快感が欲しかったというのが本音。1章だと4話の放クラがライブ衣装に着替えたシーン、2章だと6話のシャニPの一人語りが流れる中でアイドルがステージに歩いていくシーンが個人的にそれに該当したが3章についてはそれが無かったので、そこだけは残念だったなという感想。

 

 

(↓追記↓)

シャニアニのテーマとしては、教室であまり周りと馴染めなかった真乃が16人のセンターとして1stライブをやり遂げるまでの物語だなと理解出来ました。

人生において色々な分岐があると思うけど、何かを選択する時に人からのアドバイスや言葉を受けてすぐそれを飲み込んで行動したり選んだりすることって無くて、自分で考える時間が入ると思います。

シャニアニは1stライブまでの要所ごとに発生する真乃の悩みにおける、自分で考える工程にかなりフォーカスした作品なので、アドバイスのところはサラッとしていて人によっては分かりにくい、勝手に解決した等の意見を持たれがちなのかなと思いました。

ただ、やっぱり1話で283に入るのを決める時は流石に誰かに話すシーンを、それこそ会話は無くても1カットだけでもチラッと入ってたら、このアニメのことをもっと早いタイミングで掴めたと思います。

 

また、このアニメは各キャラクターの目がかなり細かくモデリングされていますが、悩んでいる時や色々な場面で空を見たり輝くためのステージを想像していた真乃の目に大量のペンライトの明かりが映った場面が、3章で一番ブチ抜かれたシーンになりました。

(↑追記↑)

 

 

以上です。良かった点もあり良くなかった点もありなシャニアニですが、シャイニーPRオファーですらあんなに解釈で議論が出るんだから全員が納得するアニメをお出しするのは無理だし、そんな中でも良い点に注目して自分としては80点くらいあげてもええやんの気持ちです。だって凛世がツバサグラビティで一番おいしいハート、ハート、ギューンのとこ貰ってたし……。

アイマスのアニメ、2クール連続はありましたが2期ってあんまり聞かないのでどうなるかは分かりませんが2期出来るならやって欲しいですね。個人的には12話の終わったタイミングでノクチルのコミカライズのCMが来ると思っています。

 

(追記)

2回目の視聴でかなりシャニアニの波の乗り方が分かったのもあって、私はこのアニメに95点を付けたいと思います。正直かなり満足感はありましたし、個人的には賛否はあれどボロクソに叩かれるほどの否があるような作品ではないなと思います。