【Kindle Unlimited】2023年2月に読んだ本

こんにちは、HIMAGOです。

 

皆さんは読んでますか、本。私はあんまり読んでません。ですが、KIndle Unlimitedに登録したので、今月も本を読みました。今回は今月読んだ本の紹介をしようと思います。

予めお伝えしておくと、今回読んだ本はあんまり身にならんかったので、そういう目線で参考にしてください。

 

 

①高城 剛 - BIO HACKING 未来を生きるための遺伝子の理解

当時すごく人気だった沢尻エリカと結婚した人こと高城剛さんの本。ハイパーメディアクリエイターという職業をこの人から知ったものの、それ以降この人以外でハイパーメディアクリエイターをやっている人は知りません。誰かいるんですかね?

 

この本は、SNPs検査という遺伝子の検査で判明するオススメの食生活や生き方について解説している本ですが、基本的に高城さんのSNPs検査の結果を読み解くので、高城さん以外が読んでも正直面白くないです。こういう検査があるんだ~くらいの感じで流し読みしていました。

 

この本が出版された目的として、SNPs検査が聞きなれない検査かつ数十万するものであることから一般に浸透していないため、高城さんに広告塔となってもらって認知度を高めたい、という意図が読み取れます。

が、この本で高城さんと対談している本間先生の説明の中に「中学受験で早稲田アカデミーは合わなかったけどサピックスは合う。逆もしかり。どっちにしたらいいか悩む時に遺伝子は参考になる。」とあり、この時点で医者側の指す”一般”がどういう層かが分かります。

 

また、高城さんは色々論文とか読んだり知識を身に付けようとしているものの医者ではないので本の中でどういう発言をしていてもあまり気にはなりませんでしたが、医者である本間先生がソースも脚注も無しに「COMT(スマート遺伝子。これがあるとがんになりやすいし、アルツハイマーにもなりやすい)はユダヤ人に多い。」と言い出したのは驚きました。美容外科についても「豊胸や二重は一度手法を学べばそれで終わり」と見下すような発言が出てきて、キツかったです。

 

 

②窪島一系 - 現代人のための仏教説話50 

仏教の色々なエピソードをまとめた本です。

 

先月「ロボット工学と仏教」という本を読み、その内容がめちゃくちゃ面白くて仏教に興味を持ち、読んでみましたが、あんまり面白くはなかったです。

「ロボット工学と仏教」にて、確か「仏教を広めるためのエピソードは古臭いものが多い。新しくしていかないといけない。」みたいな事が書かれていて、その時はあまり意味が理解できませんでしたが、こういう本を読むと、あぁそういうことかと理解できました。古臭い例え話は沁み方が遅い感じがあるので、現代版の仏教説話が欲しくなりました。

 

 

冨永愛 - Ai 愛なんて大っ嫌い

モデルの冨永愛さんのエッセイ。富永さんは昔VOGUEの動画に出ていて、それが結構好きだったのでエッセイも気になって読んでみましたが、思ったような内容は無かったです。kindleで本を読む時は結構な頻度でハイライトを入れていますが、30~40%くらい読んでもハイライトを入れるところが無かったので、途中で挫折しました。

 

VOGUEの動画。本よりこっちの方がオススメ。

www.youtube.com

 

 

④多岐沢よう子 - ダイヤモンド・プリンセス 別れへの船出

コロナウイルスが出始めた頃に話題になった客船ダイヤモンド・プリンセスで起きたことを書いた本です。最近ではもう当時のことは過去のものとなってマスク解禁になろうとしたり元の日常に戻りつつありますが、やっぱりこういう当時の出来事を改めて読むと、コロナの怖さを思い出して気を付けようと思います。

 

当時はまだ何も分かっていなかったですけど、この本を読むとコロナの感染力やダメージ力以上に船側の対応が悪すぎたというのが分かります。また、この本の筆者は夫をコロナウイルスで失ってしまいましたが、コロナでの死亡対応という誰もがどうしたらいいか分からないことへの対応、また病院や船への色々な手続きの対応と、色々と初めてだらけで難しいことを夫を亡くした心労に耐えながら70歳くらいの筆者がやりきったのは純粋に凄いと思いながら読んでいました。ここらへんはやっぱり女性って強いわ……と思うエピソードでした。

 

 

以上です。来月は面白い本をkindle unlimitedから見つけたいと思います。