こんにちは、HIMAGOです。
本日、OMOIDE LABELさんの企画コンピ『variations 甲』がリリースされ、そのコンピに私も参加させて頂きました。
OMOIDE LABELさんのコンピ企画は過去にも何回か参加させて頂いたり、EPを出させてもらったこともあるので、今回の企画の告知を見て参加したいなと思い、申し込みをしました。
※過去リリースしたEPに関する記事
今回は、『variations 甲』に提供した楽曲『名誉拝借』について解説しようと思います。
①コンセプト
最近、midiやシンセを使って自分で音を出す行為はせず、ベースもピアノも鳴っている音全てサンプルパックのみを使って曲を作る方向を模索していて、今回もその路線で行こうかなと考えました。他レーベルさんですが、過去に同様にサンプルパックのみを使って作った曲がありますので紹介します。
HIMAGO - Lesson room
②サンプルパック選定
今回の曲を作るに当って、初めてspliceに登録しました。思ったより検索しにくく良い感じの素材を見つけるのが大変でしたが、頑張って色々探しました。
メインで鳴っているファ~ファ~鳴っている音はこちらのresample guitarです。
途中のギターはこちらのguitar loop liftedを使いました。
ベースはこちらのdirt funky slapを使いました。
FXは色んなサンプルパックからいくつか持ってきました。
Blastwave FXは、調べた中でもかなり面白いサンプルパックで、使える場面を選びますがハマったら良い感じになる音ばかり揃っているなと思います(今回の曲で言うと前後半部分のノイズとピピピッって鳴っている音に使っています)。
個人的にはBlastwave FXはKYMOGRAPHが好きな人にはオススメだなと感じました。ちなみにKYMOGRAPHのKnowledgeを今回の曲のFXとキックで使用しています。
あとFXで使用しているのはVEC4とNhatoさんのやつです。
Nhato Sample Packstore.anagram-s.com
ドラムまわりはいろいろ持ってきているのでよく覚えていませんが、覚えているのはRASMUS FABERとAiobahnのループ素材です。特にAiobahnのVol.1 Loops7は適当に突っ込むだけで曲がカッコよくなるので、よく使っています。
③展開
サンプルパックだけを使うので私のスキル不足も相俟ってあんまり無茶した展開が出来なく、メインループの見せ方を変えて展開させる、というのが主です。一番最初に紹介したLesson roomという曲も、括りはメインループと間奏の2つだけですがメインループの見せ方に捻りを入れて工夫しています。
④まとめ
私はmashup制作で活動を開始し、有難い事に沢山の方に聴いてもらい、評価して頂きましたが、ふと「自分の制作物は他人の名誉に乗っかっているだけ」と感じ、少しずつですがオリジナルの曲を作り始めました。
ただmashupに対してオリジナル性の光を感じていることも事実で、私が時々制作する何十曲も混ぜるmashupは、それをかなり強調させた手法です。
今回の曲のテーマは合法サンプリング縛りですが、これも何十曲も混ぜるmashupと同様、過去に感じた悩みに対する答えの一つだと思います。
以上です。感想や気になる点等あれば、是非コメントお願いします。